PTA の事業計画と総会について

PTA の事業計画と総会について

あるPTAの方から相談があって、ふと考えてみたら、色々なことがそもそも間違っているかおかしいのでは無いかと思ってきたので、個人的な意見としてまとめて書いてみることにしました。

「事業計画は実施可能な事業じゃ無いといけないのか」

簡単にいうとこのような相談があったのです。PTAは現在、多くの人が理解されているように、ボランティア制に大幅に変更している感じだと思うのですが、ボランティア制だと、もしかしたら、ボランティアが集まらずに出来ないかもしれないことってあるよねと。そうなると、事業計画として書いて良いものでしょうか?という感じの相談があったのです。

個人的な意見と認識としては、これはあくまで事業計画なので、大丈夫でしょうと。丁寧に説明したいと思うなら、事業計画の説明として、「出来なくなることもあります」的な記述があれば丁寧になるんじゃ無いですかと思ったのです。

会費を集めての活動だから計画とかしっかりしなきゃ

で、個人的にそこまで真面目にやらなくて良いじゃ無いかなと思っていたのですが、「会費を集めているので、ある程度しっかりしないと」ということだったのです。

なるほど、それは確かにそうだなと思ったのですが、根本的な問題があるなと思ったのです。これは、以前から喉の奥に引っかかったように気になっていたことなのです。

事業計画って誰が作るべきだっけ ?

ある程度、流れができている組織に属していると、思考停止に陥りやすいので仕方のないことなのですが、普通は事業計画ってその事業を実行する人が作るはずですよね?ということは、PTAの場合は次期のPTA役員の方々が作るべきじゃないかなと。

ちなみに、今回ご相談を頂いた方は次も継続して活動をされる方なので、大きな問題はないのですが、ほとんどのPTAって前年度の役員さんが次の事業計画を作りますよね。まあ、なので、前年踏襲の流れが出てきてしまっているのでしょうけど。

で、考えてみたのですが、なんで前年度の役員さんが決めるかというのが、新年度の役員さんがPTA総会で承認されないと確定できないからだと思います。でも、そもそもが決める順番というかタイミングがおかしいのではないでしょうか?と。

やるべき事やどういう順番ですべきかはしっかりと考えるべきでは?

普通に考えたら、以下のような順番でやらないといけないのだろうなと。

  • 1年間の事業を見直すために事業・決算報告をする。
  • 1年間の見直しによって規約変更などを考え提案する。(ある時だけ)
  • 次年度の関係者(役員とか)を確定する。
  • 報告を参考に次年度の計画を次年度の関係者で作成する。
  • 事業・予算計画を作成して、承認してもらう。

これを1回の総会でやろうとするから、機能不全が発生しているのではないだろうかと。

そもそも、素人ボランティア集団にどこまで求める?

こういう話をすると、役所系の真面目な方々は、計画をしっかりと立てて、計画を遂行するために活動をしないとということをおっしゃる方が多く見受けられます。でも、それって、そもそものボランティア活動というか地域活動を考えると、大筋は作ったとしても枝葉としての活動においては臨機応変に対応すべきなのではないかなと思ったりするわけです。

しかも、ボランティア活動をしようとする人が少ない日本において、どこまで精度を求めるのよ?とか思ってしまうわけです。もちろん、雑に適当にして良いとは思っていないのですが、ある程度のバッファを持ってやるべき活動じゃないかなと思うのです。大枠の予算と活動指針を作って、あとはざっくりとした計画でいいんじゃないかなと。

そもそもボランティア事業はそこまでお金はかからない

そもそも、PTAの事業って単位PTAだと掛かっても10万円以下でほとんどが高くて数万円だと思うのですよね。もちろん、中間報告などでお金の流れや使い方には注意(広報部が自分が作ったからデザイン代としてもらうとか、すごいことする人もいるので)は必要ですが、ある程度現場に裁量権を与えるためにも事業計画も緩めにしたらいいんじゃないかなと思うのです。

総会は実質2回に分けた方がいいと思ってきた

そもそも、無理な流れのPTA総会じゃないかなと疑念を持ってしまったので、やっぱりこういうところを変えるべきではないかと思ってきました。で、個人的な提案ですが、総会は実質2回すべきかなと。

もちろん、仰々しい総会なんかやめて、両方とも書面決議の形でいいと思うのです。

  • 1年間の事業を見直すために事業・決算報告をする。
  • 1年間の見直しによって規約変更などを考え提案する。(ある時だけ)
  • 次年度の関係者(役員とか)を確定する。
  • 報告を参考に次年度の計画を次年度の関係者で作成する。
  • 事業・予算計画を作成して、承認してもらう。

上記の二つに分ける感じです。そもそも、規約に総会で「事業計画」の承認が必要などの文言が無ければ、第一回の役員会で事業計画や予算計画を作るとしてもいいのかもです。

普通はこうするよねと言うことも、違和感に気がついたら見直すべき

人間は基本的に、歴史的に農耕民族の傾向になった時点で保守的な思考回路を持つようになっています。これは、いい悪いではなく、そう言う特性を持ってしまっているので、意識しないとその流れに飲み込まれてしまうんですよね。

自分で気がつかなくて、誰かに指摘されて、「そういえばそうかも?」と思う部分があれば、ゼロから検討しなおした方がいいと言うことが往々にしてあるのが、現代社会だと思います。PTA活動に限らずね。

PTAっていう組織を色々な側面から整理してみた

PTAっていう組織を色々な側面から整理してみた

ちょっとXの方で「PTA非会員」という言葉から思考が進んでいったのですが、そもそものPTAってどんな組織なの?というのがわかりにくいんじゃないのかなと思ってきたので、まとめてみました。

間違っている部分もあるんじゃないかなと思っているので、個人的見解です。

ボランティア組織かどうか?

まず、混乱し始めた理由は「PTAはボランティア組織ではない」という意見が出たことなんです。

個人的にPTAって「ボランティア組織じゃないの?」と思っていたので、まずは頭を整理しようと。

「ボランティア」の対義語は「利益を追求」という感じになるんですね。細かくいうと「社会奉仕(社会をよりよく変えつつも利益を追求しない)」と「利益追求(活動を通してより多くの利益を追求する)」という感じかなと。有償ボランティアも給与という利益を得てはいるものの、社会をより良くしようとして、多くの給与を求めない(生活できるレベルで留めてる)という点では、ボランティアになるのではないかと思っています。

この対比の括りで言うとPTAはボランティア団体ではないかなと思うのです。

社会教育団体って難しい

「社会教育団体」って言葉を知っている人は個人的に少ないと思っているんですけど、PTAの課題などを議論するときにいつも出てくるんですよね。出てくる度にしっくり来なかったりしているのですが。

社会教育とは学校や家庭以外の社会で行われる教育です。学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年や成人に対して行われる組織的な教育活動を指します。

社会教育法(昭和二十四年法律第二百七号)(抄)第三章 社会教育関係団体

ちょっと上記は引用先というわけではないのですが、社会教育をするところを社会教育関連団体というらしいのですが、PTAって、この教育活動を主とするところだっけ?となってしまうんですよね。もちろん、部分的にその要素がある時もあるのですが、今のご時世や実際の活動において、それがメインだろうかと。

多分、一昔前だと家族の形が一定というかイメージが標準化されていて(1家族4人みたいな)、でも今って家族の形って、めっちゃ多種多様になっていますよね。それを教育するって、なんというか上から目線というか、そもそも多種多様にあって、暴力的なDVとか違法性とか子どもの人権を無視しているとか無ければいいんじゃないのかなと思ったりしまうわけです。

ただ、保護者が集まって、子どもの人権の話とかすることもあるので、社会教育関連団体の部分もあると思うので、そういう点では社会教育関連団体なのかなと思うところもあります。

ただ、この区分けって、「学校教育」か「社会教育団体」かという区分けであって、ボランティアかそうではないかという区分とは別の区分けではないかなと個人的に思っています。

そういう点ではPTAは社会教育団体の枠に入るんだろうなと思うわけです。

まあ、そもそも昭和 24 年に制定された現行の社会教育法が今では通用しなくなっているよなという話な気もしてきました。。。

市民活動団体ではあるよな

そして、「ボランティア団体ではなくて、市民活動団体だよね」っていう話もあったのですが、市民活動団体って、個人的に市民サークル活動的なイメージがあったのですが、少し趣が違うようでした。

市民活動団体とは市民による、地域の課題を解決する活動をする組織のことを指します。

市民活動団体とは いちのせき市民活動センター

ということなので NPO とかも入るんですけど、市民活動団体の対局にいる組織は「国や大企業」になるようです。

そういう点ではPTAは市民活動団体と言えるだろうなと思うわけです。

今回の考察等に関して個人的な結論

えっと、先に言っておきますが、個人的な考察の結果です。「そこは違うよ」とか言われることがあるだろうなとは考えた上での現時点でのPTAという組織は以下のように考えたらいいのかなと思います。

  • PTA とは利益を追求はしないので、ボランティア団体と言える。
  • PTA とは人権等の情報共有をするので、社会教育関連団体と言える。
  • PTA とは市民が(学校などの)地域の課題を解決する活動をする市民活動団体と言える。

てな感じで捉えています。

まあ、もちろん、強制加入ではない任意団体であることは大前提ですけどね。

上記の3つを兼ねているから強制加入が正しいなどは一切思っていませんので、それは悪しからず。

子どもと関わる大人として思っていること

子どもと関わる大人として思っていること

先日、私が生き方や意見において尊敬する一人であり、友人(私の思い込み?)である若林さんの facebook での主張に関して、ちょっと意見が異なって(?)いて、でも一言で説明できなかったので、久しぶりにブログにしてみました。長文です。ご容赦ください。

ちなみに、今、クライアントのサイトのバックアップとリストアをバックグラウンドでしながら書いている状態です。www

今回記事を書き始めた理由の記事は以下です。

CoderDojo奈良・CoderDojo生駒 マインクラフトカップ2022について

https://coderdojo-nara-ikoma.github.io/blog/minecraft-cup-2022/

基本的に「マインクラフトカップ2022に応募しようと活動しましたが、断念した理由」を書かれています。まず、先に言い訳(?)させていただきますが、この決断を行ったことを批判したり非難する気は一切ありません。CoderDojoに関わる皆さんでしっかりと考えた上で決めたことでしょうし、子どもたちも理解した上での決断だったと思うからです。

では、何に私個人の意見として「うーーーん」となってしまったかというと、今回の課題に関して、現時点での若林さんの改善に対する結論が以下のように書かれていた所です。

「進行管理は大人が行う」

多分、この結論に辿り着いた理由の一つとして、(違うかもしれませんが)子どもたちに成功体験(納得して応募まで辿り着いた)をさせたいという考えがあるのでは無いかと思っています。それは悪く無いのですが、個人的な意見ですが大人が率先して失敗体験もしくは中途半端になってしまった体験も導くべきだと思います。そして、一旦は区切りをつけさせるべきかなと。

子どもたちに広い範囲(できればすべて)を任せる

私は、子どもたちに出来るだけ広い範囲を任せて、あくまで大人は管理はしない方がいいと思う教育理念を持っています。(もちろん、危険管理は別です。)子どもに関わる大人はあくまで複数の方向性を提示するにとどめる役割であった方がいいと思っています。なぜそう考えるかというと、大人が先回りすると子どもたち本人が自分ごとと考える癖がつきにくいのではないかと思うからです。

なぜ、私がそう思うかというと、今まで私が関わった多くの大人は自己解決能力が低いと思ってしまているからです。世界的に日本は特に低いと思っています。主観ですが。

もちろん、一定数の大人は、自分で考えて行動し、自分で取れる範囲の責任を考えて実行する力を持っているのを垣間見ています。若林さんも含めて Coder Dojo に関わる人の多くはその一人だと思っています。

ただ、私の今までの経験上、自分に関わる事象や課題に対して私事として自己解決に動こうと思っている人が少ないと思います。特にPTAなどに関わっているので子育てや子どもの未来に関して活動をしていると多く思います。

今まで私が関わった、多くの大人が口を揃えて言っているように感じるのが
「なんで私がそれをやらないといけないの?誰かにやってもらいたい」
「そんな責任がかかることはしたくない」
「私はそれをやったことがないから出来ない」
というような事なんです。

論理的に上記の反論をすることもできるのですが、人間は感情がある生き物で、弱気になったりすることもありますし、分からなくはありません。ですが、自分がやるべきだと思っていることに関しても上記のように考える大人が多いと思います。そして、個人的な意見としてこういう考えをする大人が多いのは、今までの教育に大きな原因があると思うのです。

私たちが受けてきた教育(1972年生まれ)

私たちが受けてきた教育の根底にあるのが、「平均化して失敗しないようにして生きること」だと思っています。もう、50年前の社会状況で作られた仕組みなので、50年前の状態を批判する気は一切ないのですが、この状況を令和の今でも続けているように感じる教育はどうなんだろうかと思ってしまうのです。

どなたかの言葉で私が初めて認識したか忘れたのですが、「学校は子どもが安心して失敗できる場所であるべきだ」という言葉に私は共感し感銘を受けています。また、それが理想だと思っています。

なのに、私が受けてきた教育の根底には「成功を目指し、失敗は恥ずかしいものだ」と刷り込まれてきた感覚があります。

なので、私に関わる子どもたちに「失敗を沢山してほしい。そして、その失敗から多くを学んでほしい。成功しなくていい。失敗から多くを学べた時点で成功だと思う」と私はいつも伝えています。そして、私の失敗談を多数話します。会社を倒産させて自己破産したことを話すこともよくあります。大腸全摘出をして、大腸がないことも包み隠さず話します。それでもほらみんなの前で笑顔で生きているよねって。そして、今でも挑戦をしているから失敗もたくさんしているよと。

自ら考えて行動して失敗をしないと本当の学びは少ない

んで、結論なのですが、できる限りのすべてを子どもたちに任せるべきだと思います。

なので、進行管理も子どもたちに任せるべきだと思います。
ただ、マネージメントの意識を持たせることは必要だと思います。私が子どもたちに社会で成功している人がよくやっていることとして伝える言葉の一つである「準備8割、実行2割」です。これを実践できるように導けたらいいなと。

私が中学校の部活動の中でおこなっていること

多くの Coder Dojo では小学生が多いので、私が関わっている中学生の部活動のやり方がそのまま使えるとは思いませんが、参考までに紹介したいと思います。

ちなみに、MinecraftCupへの参加が2022年の今年で2回目です。なので、まだまだ改善点は多数あると思うのですが、基本的に子どもたちが考えて行動し、それを大人はサポートすることに徹しています。でも、やはり学校の先生が関わるので、先回りしてしまっている部分もありますが、出来る限り自分達で気がついて改善できるように進めています。これが100%できていないのは事実です。

2021年最初の年にやったこと

まず、MinecraftCupに参加することを前向きに検討したのは、子どもたちからの希望です。顧問の先生から「子どもたちがMinecraftCupに参加したいと言っているのでご協力をお願いします」と連絡がありまして、検討することにしました。MinecraftCupの存在に関しては、部活動の中で子どもたちに何回か「こういうのがあるよ」と伝えていましたが、私や先生が主導して「MinecraftCup」に参加しよう!とは意識的にしないようにしました。一度、先生からそういう打診がありましたが、子どもたちの自主性を尊重することと、学びのために子どもたちがやりたいと言ってきたら全力でサポートしましょうということで話していました。

そしてMinecraftCupに参加を検討してから、私以上に顧問の先生や校長先生が教育委員会と多くの折衝をしていただきました。基本的に、地方の教育委員会は「Minecraftってゲームでしょう?」という姿勢です。教育版があり、世界的には教育で活用されていると幾ら説明しても、「子どもは管理しないとゲームをやり続ける」という考えが染み付いていました。ただ、今回の件で運がいいことがありまして、教育委員会の中の方でMinecraftCup に関わっている方がいらっしゃったことです。その方のご協力を元に、1年をかけて教育委員会に説明をしてMinecraftCupに参加することができるようになりました。

ちなみに、今回の件で、「子どもは管理しないとゲームをやり続ける」という事実はありませんでした。その理由の一つになったのは、子どもたちにMinecraftに関連する部活動でのルールを作ってもらったことです。子どもたちがそのルールを部活動の顧問に出して、顧問と学校及び教育委員会で検討してもらって、活動できるようにしたのです。

ここまではちょっと話がずれましたが、MinecraftCup に参加できるようになるまでの経緯です。そして、参加できる準備が整ってから、保護者と子どもたちに説明を行いました。

最初の目標はどんな形でも応募すること

そして、部活動の希望者のみ MinecraftCup に参加するということです。希望者以外は scratch や他の活動をする形で行いました。活動は基本的に学校で行うのですが、様々な家庭環境があり、家庭での考え方が多様性を尊重した形です。なので、一定数は MinecraftCup に参加していません。

また、最初の目標は「応募すること」にしました。これも、子どもたちと一緒に決めた内容です。私も顧問の先生も含めてですが、初めての活動なのでどうなるか分からないのですし、今回の件に関しては多くの大人が尽力してくれたこともあるので、その方達に感謝を伝えるために「応募」を目標にしました。

また、もし応募ができなかったとしても良いと。でも、できる範囲で考えて行動しようと伝えました。初年度の活動だったので、いろいろ問題はありました。途中でチーム参加者が不参加になったりなど。ただ、そのすべてを認めました。色々とモヤモヤした子どもたちもいたと思います。ただ、基本として「強制をしない」ことと、様々な考えや状況を尊重することを大事にするようにしていたので、多分学校生活で大きな問題は起こらなかったと思います。私の知らない部分で起こってしまっていたかも知れませんが、その場合は申し訳ないなと思いますが。

正直に言って、最初の計画通りに行ったチームは確か無かったかと思います。初年度は本当に申し込み締め切りの前日にどうにか全てが揃った(正直子どもたちも納得はしていない部分はあったと思います)感じでした。そして、当初参加したチーム全てが応募することができました。

もちろん、技術というか学校のソフトの制限で1分の動画の編集は私が全ておこないました。動画の録画は子どもたちの操作を録画した形です。

今年はこんな感じで MinecraftCup は活動しました

そして、去年の体験をした子どもが中心に今年はスケジュールを作りました。今年は私が9月の頭に九州出張があったので、動画録画を9月1日までに終わらせるなどの制約もありましたが、そのためのスケジュールを作り、子どもたちがそのスケジュールに合わせて完了しました。実のところ、私の方が仕事が忙しくて、スケジュールを1日押してしまったということがありますが。。。子どもたちはドタバタしながらも大枠スケジュール通りにまとめてきました。

あと、去年と違って、今年やってよかったよねという内容は中間報告会を催したことです。応募までの中間ぐらいの時期に、どこまで出来て今後どうする予定ということをみんなの前で話す機会を作りました。そして、その時に他の子どもたちの意見も聞いたりできるようにしました。これによって、残りの時間を意識することと、新しい視点も少し手に入れられたのではないかと思っています。

んで、今年もやっていて思ったのが、どのチームもほとんど、当初の目標通りに行っていないことです。

実は去年の経験をもとに、私や顧問の先生と共有した認識があります。「まちづくりに完成形はない」という認識をもとに、最初の計画通りに作らなくて、作っている上でのピボットも大いに歓迎しようと。より良いものを作るためには、途中でこっちの方がいいんじゃない?という柔軟な考えがないとより良いものは作れない。計画や準備をすることは大事な要素だけど、計画通りにすることが最終目的ではなく、その時点でより良いものを作ることが最終目的であるはずと。

そんな感じで、今年も完成した5チームのまちはすべて素晴らしい出来だったなと個人的には思っています。今のベータ版として、あの子たちの一番の出来だと思っています。

私の考えとしての結論

そして、これは若林さんなどへの提案的な提言になると思うのですが、「応募すること」を目標にして次回は参加されたらいいのではないかなと。

私たち大人の仕事もそうですが、一般的に期限というものが定義されているはずです。その期限内にどこまでより良いものを作れたかによって仕事は評価されると思います。このMinecraftCupなどは、その子どもたちの練習として利用したらいいのではないかと。

期限があるからスケジュール管理も含めて、マネージメントが必要となってくるし。

そして、そのマネージメントを大人がやっちゃうと、せっかくの子どもの学びの機会を奪ってしまうことになるのではないかなと。子どもたちがやりたいという物事に関しては、自分ごととして考えているはずなので特に。

また、もし応募出来なくなってもいいよと。ただ、応募出来なかったときは、どうしてできなかったのかをしっかりと考えようと。犯人探しをするのではなくて、未来へ繋ぐ経験のために考える形で。

と、つらつらを書いてみましたが、我ながら文章力がないなと思いつつも、多分、大枠わかってもらえるように書けたのではないかということで、公開することにしました。

一意見として、皆さんの参考になればと。

追伸 – ちなみに私はマインクラフトをほぼやったことがありませんし、やっていません。出来る子どもたちに教えてもらったり、ググってその場で解決方法を一緒に見つけたりしています。あくまで、一緒に目標に向かってサポートする形に徹しているだけです。それでも、意外とうまく行っています。

Minecraft を使える環境一覧

中学校の部活動をリモートですることを提案したので、リモートでする場合に必要な環境を調べてみました。

環境条件

今回は、チームを組んで、Minecraft のマルチプレイをするため、パソコンと Nintendo Switch の利用者が多いと思うので、Realms を利用出来ることを前提で調べてみました。

以下のソフトウェア費用など以外に Wifi などのインターネット通信費用が別途必要です。Switch などを利用する場合はスマートフォンのディザリングを使うと通信量をとても消費しますので、Wifi や家庭 LAN を利用するようにしてください。

Nintendo Switch の場合

必要な費用

  1. Minecraft 3,960円 購入リンク先
  2. Nintendo Switch Online 1か月(30日間)306円(税込)購入関連リンク

スマホもしくはタブレットの場合

必要な費用

パソコンの場合

必要な費用

※注意事項: 2020 年 12 月 1 日以降、Minecraft Java Edition を購入してプレイするために、Microsoft アカウントの取得が必須になりました。まだお持ちでない場合は、無料で作成できます。

PlayStation4 の場合

必要な費用

PS4 Minecraft 2,640円

Xbox One の場合

必要な費用

Xbox 版 Minecraft 2,640円

コロナ対策について思うこと

コロナ対策について思うこと

新年早々ですが、ちょっと炎上しそうな内容を書いてみようと思います。故意的に炎上しようとは思っていないのですが、これに関して個人的な意見を書くと反論したがる人も多いよなと思うだけです。

個人的に私のことを知っている人は分かると思いますが、色んな意見があるのが個人的に楽しいと言うか面白いなと思っているので、私の意見に反対される方も好きです。どちらかというと意見を言わない人のほうが好きじゃないかな。でも、それぞれに事情もあるでしょうから意見を言わないという選択肢を選んだ方も尊重すべきだと思います。

新年早々の緊急事態宣言が検討

これに関しては、正直に言って、人それぞれでポジショントークがあるという認識を持つべきです。

例えば、飲食店のオーナーで経済が大事だとか、観光業界の人にとっては確実に経済的影響が出るのは見えているので、ちょっと両手で賛成とは言えない事があると思います。

ただ、医療機関の現状を見てみて、影響が2週間後に出るということを考えると以下のようなニュースなどを見ると、そりゃやばいんじゃないのか?2週間後!と思う人が居ても、不思議ではないと思います。

なぜ年末年始の移動に変化なし? コロナ禍で自粛しない人々 1月には緊急事態宣言も?
https://news.yahoo.co.jp/articles/658071a1b0fdb40cfb05d96f5867875c4a8a56b2

東京都と近郊の都道府県の知事が緊急事態宣言の要望を出したことによって、2回目の緊急事態宣言が発令されそうですが、安倍前首相と違って、今回菅首相は言葉を悪く言うと歯切れが悪い「検討」ということで、首相会見を終わらせました。個人的には「スパッとしないな」と思ったのですが、今の時期は中学校、高校、大学の受験前で非常に難しい(ナーバスな)時期で、もしかしたら文科省との調整があるのかもと思った矢先に、夕方に「小学校、中学校、高校には休校要請はしない」と発表がありました。

学校を休校要請しないことについての議論

これに関しては、様々な意見が正直あると思います。各国で休校対応も違いが見られます。

山中伸弥教授の以下のページが論理的にエビデンス(証拠)を元にした現状(ちょっと古いかも?)が掲載されていますので、それを参考に現状を冷静に見る必要があると思います。

証拠(エビデンス)の強さによる情報分類
https://www.covid19-yamanaka.com/cont7/main.html

各国の対応は異なりますが、それはそれぞれの国の方々が考えた上で決断しているということも把握しておくべきです。漫画の読みすぎで、悪代官的な人が居て私利私欲のために選択していると思っている人もいるようですが、世の中そこまで単純ではないと思います。(少しはあるかもですが)

「あの国の対応は良かった!」というのは結果論です。それこそ、5年後にしか結果は出ません。今は政府としては国全体を見て最適解を選ぶように動くべきだと思いますし、現状個人的に日本ではそれが出来ていると思います。ちなみに意思統一してからの判断は今の状況では現実的ではありません。トップダウンも仕方ない状況だと思います。

そんな中で休校要請をしないことに対して、「人の命を何だと思っているんだ!」とか「私の子どもの命を守ってくれ」とか言っている人がいますが、まずは100%の感染を断絶するなら家から一歩も出さないことです。そして、両親もですね。今、子どもの感染の主たる要因は保護者からの感染です。さて、それを棚に上げて、休校要請をすることにどれくらいの意義があるのでしょうか?

また、変異体は子どもへの感染力が高いというのも報道されていますが、エビデンスがまだ乏しいことと、合わせて報道されているように重症化リスクは低い可能性が高いです。

そして、大抵、休校要請を提言する人は「国民はもっと怒るべきだ!」とか書いていますが、感情的になって何の意味があるのでしょうか?もちろん、自分の子どもが感染してしまったら感情的になるのも分かりますが、感染すらしていないのに感情的になって冷静な分析は出来ていませんと、自分で言っているようなものです。
人間、感情的になっているときが一番失敗しやすいんです。大人なら体験している人が多いと思います。もちろん、人間は感情の生き物なので一時的にそうなっても良いと思いますが、人間は反省することも出来る生き物です。感情的になったら、少し置いて「ステイクール」になって、考え直すべきです。

感染症の責任は誰か個人や一つの組織に押し付けるものではない

そもそも、感情的に批判する人の傾向としては、自分以外の誰かのせいにしておきたいという傾向があります。自分が悪くないと思いたいのです。

個人的に何も悪くない人は誰もいません。万事、自分に関わる良いこと悪いことに限らず何かしら原因を作っているはずです。

感染症は例えが悪いかもしれませんが、突然落ちてきた隕石みたいなものです。あとは、どう対処するかを考えるだけで、その中で失敗する生き物は滅んでしまうし、運良く成功した生き物は生き残る形です。今、恐竜のように進化せず他人のせいにすることで安心する選択肢を選ぶのではなく、哺乳類のように寒い環境でも生きていけるように進化するのか考えて行動すべきなのだと思います。

未知のものと戦うということがどれだけ難しいかは、想像力を持っていれば分かるはずです。正直、試行錯誤の連続ですし、臨機応変の対応も必要で、朝令暮改も必要になってきます。そういう状況に慣れていないということで、攻撃するのは、果たして正しい選択及び進化なのでしょうか?

まずは一人ひとりができることをする

大事なことは、見知らぬ他人のことは置いておいて、一人ひとりが出来ることをコツコツとすることだと思います。

手洗いうがい、マスク着用
家族以外との外食を避ける
密となる外出を避けること

とりあえずは、これくらいじゃないかなと思います。あとは、国や政府の指示に従い、もちろん意見を言うことは良いと思いますが、感情的に批判(皆そう思っている!などの根拠のないものも含めて)をするのではなく、論理的に意見を書くようにしたほうが良いと思います。文字には言霊というのがあって、拡散されて悪意に満ちることは過去に何度も証明されているのですから。

個人的なコロナ対策で国にしてほしいこと

個人的な意見として書くのですが、やはり外出禁止令などを制定して規制を守らない人を犯罪者として扱えるようにして法制化すべきだと思います。

もちろん、大戦前に日本が軍事国家になったのは、そういう法律が多数あったから、もう二度同じ法案を作らないほうが良いということは分かります。ただ、他国を見ても刑罰をもって対策をしないと、この多様性の社会の中で感染症対策をすることは至難の業ではないかと思います。

また、外出自粛要請に対応している日本国民が不満を持っているのは、その要請に対応しない国民がまあまあな数いることじゃないかなと。それを抑制するためにも、緊急時(戦時対応は除き、感染症対策の場合に限り)に外出禁止令を発令できるぐらいまでに法整備をしておいたほうが良いのだと思っています。

実は感染したら死ぬ可能性が高い私

ちなみに、私は病気の関係で大腸を全摘出しています。そのため、消化器官が普通の人より弱い状態で、コロナに感染すると重症化リスクの高い部類となります。コロナでは死なないかもしれませんが、それが併発して重症化する可能性が高いです。そして、死ぬもしくは重度障害者になる可能性が他の方より数段高いです。そんな私だから思うのかもしれませんが、家族から感染したとしても家族やそれに関わる人を批判するつもりはありません。だって、現時点では、社会という枠組みの中で生きている限り感染リスクは少なくとも持っているわけです。もちろん、私自身にも感染リスクは有るわけで。

そんな中では自分がまず出来ることをして、家族に情報を共有してそれを推奨(説明なしの強制は良くないし、実効性が低い)していくのが、自分自身や家族を守る手っ取り早い方法だと思います。

感情的にならずに、自分自身で出来ることをコツコツとやっていける人が、必然的に残っていくのかと。怒ると免疫力も下がると言いますし、日常生活の些細なことで笑いながら今を生活するのが一番ではなかろうかと。

追加参考資料

児童生徒の感染、半年で6千人超 年末1カ月で倍近くに
https://www.asahi.com/articles/ASP15645CP15UTIL03G.html

冷静に細かな以下の数値で判断すべき。全体数で判断は危険。感染源は家庭など大人から。
『文科省によると、6159人のうち、家庭内感染は3341人(約54%)▽学校内感染は964人(約16%)▽家庭・学校以外の活動・交流などでの感染は511人(約8%)▽経路不明は1303人(約21%)』

※ちなみに平成30年の人数ですが、小中高生の合計数は、15,094,430人で学校内・家庭学校以外・不明を足した数で確率を出すと0.02%。 こういう数字と冷静に見たほうが良いと思います。

日本におけるボランティアの意識調査結果(twitter メインで2020年9月末に実施)

日本におけるボランティアの意識調査結果(twitter メインで2020年9月末に実施)

ちょっと、先月まで忙しすぎて9月に行ったアンケートの考察が出来ていなかったので、今更ながら実施です。ちなみに今も多忙ではあります。www

アンケートを2段階でやってみた

実は、今回のアンケートは2段階でやってみました。というのが、まずは私のPTA用のtwitterアカウントでアンケートを取ってみたんです。まずは、自分のフォロワーをメインに聞いてみて、それが終わったら、お金の力を使って、普通の人に聞いてみるという形です。

まずは、フォロワーメインの結果

簡単に言うと自分のフォロワーにアンケートの回答をお願いした形だけでしてみました。最初の1日目です。その結果は、意外とボランティアに前向きな人が多いという結果になりました。

最初の1日目はフォロワーがメイン

画像での説明になっちゃいますが、56名の方が投票して頂いて、上記のような結果になった感じです。アナリティクスを見るとまあまあな投票率です。808名に表示されて、94回詳細を見られて56票投票してもらったということなので。

twitter のアナリティクスの途中経過

ボランティアに対価を求めないが69.6%

日本も捨てたもんじゃないのでは!と思ってしまいました。爆(次に続く)

次に広告を使って幅広く聞いてみた

次に幅広く広告(お金)を使って聞いてみました。これも、先と合わせるために1日間に絞って行いました。金額は具体的に書きますが、10,000円使いました。流石に、個人でこれ以上は出せないかなと。。。笑

年齢制限無し、日本国内を対象という、幅広く聞いてみました。

その結果がこれです。

「ボランティアをするなら、メリットが欲しい」が28.3%と主流派に。

主流派と言いつつも、意外と4つが平均的に別れたなと思います。

ちなみにアナリティクスは以下です。

約56,000回表示されて、7,221投票してもらえたことになります。単純計算すると、約13%の投票率です。ネットのアンケートとしては高い方ではないかなと。

ちなみに性別や地域とかも、ある程度分かったので、投票してもらった方の情報はこちらです。

性別

やはり、twitterでしたので、男性が多かったです。男女比率は3:2でした。でも、まあ、女性も多いほうかなと。

年齢と都道府県・地域

年齢や地域はかなりバラけたほうじゃないかなと思います。
生データを貼り付けていますので、細かく見たい方は画像をクリックして見てみてください。ただ、分け方が微妙なので、ちょっと分かりにくい感じです。ただ、ある程度はバラけている感じは受けます。まあ、ネットのアンケートなので、年配の方は少ないかなと。

年齢
都道府県・地域

客観的に全体の結果を見てみると

「ボランティアをするなら感謝されたい」= 25.8%
「ボランティアをするならメリットが欲しい」= 28.3%

となりまして、何かしらの見返りがほしいと思っている方は54.1%と過半数を超えているということです。

そして、「ボランティアをする気がない」 = 24.2% ということで4分の1の人はボランティアには参加する気がないという形でした。

そして、私のフォロワーメインの結果としては一番多かった「ボランティアをするからといって何も要らない」= 21.6%と全体の約2割となりました。

※注意事項:あくまでこのアンケートはTwitterで無作為にしたもので、

田中の主観を入れて考察

ここからは、田中の主観を入れての考察を書かせて頂きます。あくまで、考察なので正しいかどうかの判断は個人にお任せしますので、ご承知ください。

シンプルに私のフォロワーはPTA関連に興味がある人が多かったので、ボランティアに対しての意識が高いというか、無償の精神?的なものがあったのかなと。

それに対して、一般の方の半数は「ボランティア=仕事」に近い理解をされているのではないかなと。報酬がお金以外でもと考えると、こういう風に考察されました。

また、一般的な人としては、ボランティアに対して前向きな人は2割程度なのかなと。

色々なビジネスなどでよく言われるのですが、ニッパチの原理というのがあるのですが、それに当てはまるのかなと。

「8割のボランティア活動は2割のボランティアで形成されている」

こんな感じなのかなと。

そう考えると自治会やPTA等においては2割のボランティが参加すれば、8割のボランティア活動が成り立つのかなと。

極論ですが、自治会やPTA活動(ちょっと広義の方)をする人が2割いれば、PTA活動は成り立つのではないかと。

あと、逆の理論で以下もあるのかなと。

「8割のボランティアへの否定的なイメージは2割の否定派で作られている」

これはちょっと飛躍しているかもですが、多分近いのではないかなと。

あと、PTA活動としては、少なくとも2割が非会員になるのは普通なのかなと。そして、活動をする人も2割で良いのかなと。8割加入の2割の人が活動してくれるようなPTAにすれば、多くの人が幸せな感じで過ごせるのではないのかなと。
理想なのかもですが。

皆さんは、この結果をどう思われましたか?ボランティアに対して多様性を持って主体的に考えてもらえたらと。

さて、久しぶりに個人ブログを書いてみる。

最近、いろいろな活動をしていてふと思うことがあったりして、それに対する考えを個別に説明するのが少し面倒になってきた感じがするので、ブログに書いていこうかなと思っています。

三日坊主にならないようにしようと思っていますが、三日坊主になったらごめんなさい。

一週間に一件ずつでも書けたら良いなと。

多分、仕事のこととか、ボランティア的な活動のこととかがメインになると思います。また、あくまで個人的な意見なので、正しいか間違っているかは、人それぞれだと思います。

ドイツのナチスの人たちはその時はそれが正しいと本当に思ってやっていたと思うし、軍国主義だった日本も。

その人を避難するよりも、そういう組織を作ってしまった社会に疑問を呈して、変われるなら変わってもらえたらなと。もちろん、変われない組織もあるし、組織を変えるときは必ずそれに関わっている人が大事なので。

関わっている人たちが変わる必要がないと思っているなら、変わらなくて良いと思う。それが結果的に組織の崩壊につながるかもしれないし、組織の栄光につながるかどうかは未来でしか分からないことなので。そういう事も含めて関わる人次第。

関わりたくない人が多い組織は、そのまま行くべきかどうかなんてことは俯瞰してみれば分かるだろうけど、どうすべきかは関わる人が考えるべき。関わらないという選択肢はあなたにもあるのだから。

てな感じで、次からもう少し具体的な内容で書いていきたいと思います。まずは小手調べ的な感じの書きはじめで。。。

色々と文句を言う人の理論

色々と文句を言う人の理論

最近、色々と文句を言う人が近くにいて、ふと思うのだけど、大抵文句を言う人はリスクを取って動くことが出来ない人なのかなと。

そして、失敗や欠点を見つけると、その原因を指摘して、徹底攻撃して自分のできている部分を強調して安心するんだろうなと。

文句を言う人は「叱り方」を知らないのだろうなと。「怒ること」と「叱ること」とは、似て非なるものだと個人的には思っている。

「怒ること」とは基本的に感情的な感じで、責めるだけで前向きではない。しかも、自分の都合良いように動かないから「怒ること」がほとんど。議論中に怒るのとか、端的な例。だから、怒られた人達は怒られないようにするために、嘘を付いたり、隠したりするようになる。怒った人達は自分が怒ったからそうなったと思わず、相手の人間性を責めて、相手のせいにする。そう、基本的に怒る行動自体が自分の希望に沿っていないから行っているのだけど、それに気づかず相手が悪いと決めつけているからなんだよね。そして、自分の周りには結果として本音を言ってくれる人が居なくなるという。

それに対して「叱ること」とは、責めはするけど、何が悪かったのかということと、今後どうしたら良いのかを一緒に考えることだろうなと。尊敬できる親や学校の先生などはこれがしっかりと出来ている。そうすると叱られた人は自分で考えるようになる。そうして、叱られないように考えて行動が出来るようになる。これを、面倒だけど何度もするのが教育かなと。

大人もそうだけど、子どもは尚の事、繰り返さないと出来ない。最近、なんか頭のなかに残っている山本五十六さんの名言を思い出すとやっぱり真理だなと思う。

まあ、私もこんな偉そうな事書いているけど、全然出来ない人なのでもっと努力しないとなと。爆

次期バージョン、WooCommerce2.7のお話

次期バージョン、WooCommerce2.7のお話

この記事はWooCommerce Advent Calendar 2016の15日目の記事です。

ふう。先週、ちょっと某所のメールアドレス乗っ取り事件など予定外の仕事が急遽入ったりして、仕事が詰まってしまって、大変でした。

さてさて、来年2月(多分下旬)に公開予定の WooCommerce 2.7 の最新情報をお送りします。

β版が2016年12月15日にリリースされたので詳細はこちらのブログで公開しておりますので、御確認ください。

WooCommerce 2.7 β1 バージョン公開

さてさて、今回のアップデートは結構トラブルが発生する可能性があります。特にテーマやプラグインに起因する障害は前回の2.6以上に多い可能性があります。

まずは、CRUD関数への移行に伴うテンプレートの変更は大きいです。正直、ズレは怒らないかもしれませんが、以前のままですと表示速度の改善が見られない可能性などがあります。

特に変わるのが、商品ページの画像表示。今まではテーマなどで変更されていた画像ギャラリーの色々な見え方が標準で対応出来るようになりました。ズームとか色々出来るようになったので、素敵なのですが、過去のテーマを使っているとズレることもあるかもです。あまりないと思いますが、javascriptの競合なども可能性としてはあります。

詳しい部分は上記の記事を見てもらえたら分かるかと思いますが、プラグイン等が問題を起こす可能性がありますので、各バージョン対応状況などを把握した上でアップデートする必要があります。

βバージョンが公開されましたので、保守運営をされている方は早めに動作確認を進めることをお勧めします。正直β2ぐらいからでいいとは思いますが。

ちなみに、今度のコードネームがBionic Butterflyというのですが、ロボット蝶?とでも約したら良いのでしょうか?はじめて、昆虫というか虫のマスコットが表れそうです。

マスコットのデザインも結構楽しみな感じです。

あと、色々な所で公開されている情報から、Apple Payの決済プラグインが開発を開始したそうです。また、Salesforceと連携するプラグインも開発が開始されています。

世界的な広がりはまだまだ進めていくような感じですね。

WooCommerce にも最適な KUSANAGI の訳 〜 WooCommerceの開発者とECサイト運営者の視点

WooCommerce にも最適な KUSANAGI の訳 〜 WooCommerceの開発者とECサイト運営者の視点

どうも、 WooCommerce をいじり倒している田中です。

この記事はKUSANAGI Advent Calendar 2016 16日目のエントリーです。

他の皆さまが技術的なKUSANAGI が早いよ〜!と言う事を書かれているので、筆休めといいますか、「技術のこと分からんけど、KUSANAGI ってどういう場合に最適なの?」と言う事を、運営といいますか、経営などの視点から出来るだけ分かりやすく書いてみようと思います。

さてさて、「KUSANAGI = PHPのCMS系などが爆速になる」というイメージを多くの方がお持ちかと思います。はい。その通りです。ですが、他の選択肢がないの?と言いますと、それはもちろんあります。ですので、ネコも杓子もKUSANAGI が良いとはならないと思います。ですが、以下の2点で考える時には良いのではないかなと。

  1. サーバー構築及び運営費用をあまり出せない
  2. サーバー会社を限定できない

サーバー構築及び運営費用をあまり出せない

まず、爆速のサーバー環境にしたい場合に多いのが、そのサイト及びサービス独自にサーバー技術者などが付いて、独自にサーバーをカスタマイズしていくというパターンです。
それ以外にAWSなどに多いのですが、KUSANAGI のようなパッケージがあり、それを導入するというパターンです。
上記の2点は簡単に言うと、メリットとしては自由に色々とやることが出来ますが、デメリットは費用です。技術者を雇ったら人件費が掛かりますし、パッケージ使用料がかかるパッケージが多いです。(※もちろん、パッケージ費用のかからないものもあります。)

ということで、お金が湯水のようにあって、ガンガンやるんだ!という方々にはKUSANAGIは一つの選択肢でしかありません。
ですが、初期導入やスタートアップ、もしくはアーリーステージのビジネスをされている所では、サーバー運用費がそこまで出せないのは現実問題としてあります。そういう方々には運用・サーバー構築作業を含めコストメリットはかなりあるかと思います。また、適切なクラウドサーバーを選べばスケールアップもサーバーを変えること無く出来ますし、儲かったらKUSANAGI を開発しているプライム・ストラテジー様に直接サーバーの保守などのお手伝いしてもらうことも出来ます。

「KUSANAGIフルマネージドサービス」

サーバー会社を選択したい

また、大手企業様では、色々な政治的な関係で使えるサーバーが制限と言うか限定されることがあります。「当社はMSと取引が多いので、Azureを使いたい」とか、「IBMでサーバー契約しているからIBMでの契約をしたい」とか「GMOとの取引が多いからGMO系のサーバーが良い」などなど、良い悪いは別として、そういう事が日本の大企業や中規模の企業ではよくあるのですが、KUSANAGI は多数のプラットフォームに対応しているので、融通が非常に効きます。

KUSANAGIがご利用いただけるパブリッククラウド

 個人的な意見としては、クラウドサーバー系で技術などにおいて AWS がやはり一歩先を行っていると思っておりますが、現実問題としてこういうことがあるので、KUSANAGI は様々な企業内で提案しやすいサービスだと思います。(ちなみに、KUSANAGI は AWS でも使えます。)

と、ここまでが経営者的に視点での、KUSANAGI が良いんじゃないかなと思われる点です。書いています通り、上記のような条件の時に良いだろうということで、そんな条件が無ければKUSANAGI を選択肢の一つとして考えれば良いと思います。サービスにはそれぞれにメリット・デメリットがありますので。

次からは、ECサイトを運営する立場といいますか、私の本業というか WooCommerce に絡むKUSANAGI が良いんじゃない?という部分を書きたいと思います。

  1. ECサイトはキャッシュ処理でページ表示速度を上げたくない
  2. アクセス数よりもセッションやクエリー処理が気になるECサイト
  3. 手動でもスケール(メモリなどの増減)が出来ればとりあえず大丈夫かな?

ECサイトはキャッシュ処理でページ表示速度を上げたくない

ECサイトの場合、急な商品価格の変更や売れ筋商品ランキングなどリアルタイムに変更してそれを表示したいという必要があります。その時にキャッシュ処理がされていて、更新がされないというような事が起こると非常に困ります。ですので、キャッシュ処理をしなくても十分早く表示できるサーバーのほうが良いのです。
WordPressのキャッシュプラグインの中には、ページが更新されたらキャッシュを削除する処理などがされていることが増えてきて、価格変更などには更新作業をするので問題ない場合もありますが、商品ページで在庫を表示する場合やウィジェット的な部分などで商品ランキングなどを行うと、やはり全体としてキャッシュ無しで動かせた方が良いのです。
また、買い物カゴ(カート)処理や決済処理のページはキャッシュ化するとそもそも問題が発生するページがありますので、キャッシュ無しで早いというのは魅力的な部分なのです。
もちろん、KUSANAGI の機能の中にキャッシュ処理があります。ですが、そもそもの開発の経緯の中でキャッシュ処理をしなくても早く動かせる仕組みがなされています。これは、意外とECにおいては重要です。

ただ、もちろん商品ページの表示速度はECにおいては死活問題です。商品ページを表示するのに時間がかかる場合、商品購入の意志が弱くなるということは経験的にも、研究結果としても証明されていますので、商品ページの表示スピードは大事です。それにおいて、KUSANAGI のキャッシュ無しでの処理能力は十分だと思います。商品ページのコンテンツ内容にも寄りますが。

アクセス数よりもセッションやクエリー処理が気になるECサイト

そもそも、ECサイトはコンテンツサイトと比べてアクセス数が少なくても収益化が出来ます。

コンテンツサイトはPVを多数稼いで、その上に広告を表示したりアフェリエイトリンクを表示させることによって収益を出しています。ですので、広告クリック率が2%でワンクリックの収益が10円だったとした場合、10万円稼ぐためには50万PVが必要となります。
計算式:100,000円(売上)÷10円(ワンクリック)÷2% = 500,000(PV)

それに対してECサイトの場合は、平均顧客単価が6,000円で粗利率が40%で購入へのコンバージョン率が1%で平均閲覧PVが7PVだったとした場合は、約3万PVで大丈夫なのです。
計算式:100,000円 (粗利益)÷(6,000円×0.4)÷ 1% × 7PV = 29,166…..(PV)

あくまで、この数値はザックリとした一般的な数値を想定したものです。コンテンツサイトの状況や、ECサイトの取扱商品などによって大きく変わるのですが、一般的な感覚では大きなズレはないと思います。ということは、ECサイトの場合はアクセス数に耐えうるサイトよりも、カート処理が同時に沢山できるサイトが非常に大事な要素になります。そういう点でもKUSANAGI は十分な処理能力を持っています。

手動でもスケール(メモリなどの増減)が出来ればとりあえず大丈夫かな?

これは、アクセスの集中という問題です。ECサイトである話なのですが、福袋やセールのシーズンにはアクセスが集中してサーバーがダウンする事があります。ただ、常にアクセスを集中するかもしれない状態に備えていてはサーバーの運用コストが高くなってしまいます。ですので、売上が上がる時期だけサーバースペックを上げることが出来るサーバーであれば、サーバーの移行などをしなくてもスムーズにサイト運営することが出来ますので、メモリなどを増減できるパブリッククラウド系のサーバーを選べば非常に便利です。
もちろん、アクセス数などを判別して自動的にスペックを増減できるシステムも便利は便利ですが、運営者がサイト状況を把握しながらすれば、良いという点ではとりあえず増減処理がリアルタイムに出来ればそれでいいかな?と思います。

単純なアクセス集中シーズンに限らず、ECサイトというのはリピータ客を囲い込み売上を上げていく形を目指すことが多いので、中長期的にもサーバースペックを上げていくことが多いです。この場合もクラウド上でメモリなどをアップグレードしていくことが出来れば、サーバーの移転コスト等を考える必要がなくなります。

最後にECは継続運用できるシステムや環境が必要

そして、最後にKUSANAGIが EC サイトにとって良いと思われる理由の一つは、KUSANAGIはオープンソースライセンスです。ちょっと不謹慎な事を言いますが、万が一プライム・ストラテジー様が買収されたり方向転換をされたとしても、ユーザーが多ければオープンソースライセンスは多くのコントリビューターによって、大抵生き残ります。現在、ユーザーが増えている現状のKUSANAGIを見る限り、サービスの継続性はかなり高いのではないかと思います。

また、同様の理由で世界の30%のシェアのあるWordPress上で動き、ECサイトの30% を占め、Automattic が運営している WooCommerce は継続性の可能性が非常に高いので、是非ともECサイトを検討される場合は、WooCommerce 及び KUSANAGI のセットをご検討ください。

ちなみに、KUSANAGIとWooCommerceの関係は良いですよという記事はこちらを参考に。

KUSANAGIでWooCommerceを使ってみよう!

と自分の関連するサービスを結びつけて、お後がよろしいようで。爆

最後に:私の経験上、サーバーやサービスは一概にこれが良いということは無いです。サイト及びサービス運営者の状況や条件・環境によって変わりますので、あくまで参考意見としてこの記事を御覧ください。