久しぶりにブログを書いています。色々と忙しくてねえ、こちらのブログのアップが出来ていなかったです。

昨日は長女の誕生日で、先日長女の卒業式にPTA会長として祝辞を読んだのですが、皆さんに好評だったのでこのブログで紹介することにしました。PTA会長としてよりも、卒業生の親として娘やその娘の友達に向けて話しました。子どもたちにも響いてくれたようで、道端で「あ!ハイキューのおじちゃんや」と言われたので、聞いてくれていたのだなと。笑

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卒業生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。
皆さんの後ろでは、ご家族が本当に嬉しそうな顔をしておられます。
今日は私の長女もこの卒業生の中にいますので、PTA会長として、また卒業生の親として挨拶をさせて頂きます。

本日ご列席をいただきましたご来賓の皆さま、公私ともにご多忙の中、我が子らの卒業の門出に祝福を頂きまして誠にありがとうございます。地域の皆様、特にスクールガードにご協力頂いております皆様には、子どもたちを毎日見守って頂きありがとうございました。子どもたちも、皆様の活動を通して、身をもって地域におけるボランティア精神を体験し、今後のボランティア活動に活きてくると思います。子どもたち同様、私たちもその精神を見習っていきたいと思います。この場をお借りして、子どもを持つ親を代表して厚く御礼申し上げます。

校長先生をはじめ、教職員の皆様、本日こうして、子供たちが卒業を迎えられるのは、皆様が子どもたちを愛し、優しく、時には厳しくご指導いただいた賜物だと思います。本当にありがとうございました。時に子を想うあまり、難しいお願いをしてきたかと思います。それに対して誠心誠意ご対応いただきまして誠にありがとうございました。これからは人生の先輩として子どもたちの良き相談役やアドバイザーとしてご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。

卒業生の皆さん、12年前はちょうどアテネオリンピックがあり、水泳の北島選手が金メダルを獲得し「チョー気持ちいい」という言葉が流行語になった年でした。そんな年にあなた達は私たちの子供として生まれてきてくれました。初めて抱っこした時、あなたたちはとても小さくて、私たち親は言葉では表現できない深い喜びを感じることが出来ました。

そして、6年前あなたたちは雨が少し降る4月小学校に入学しました。AKB48のヘビーローテーションという曲が流行り、初めての体育大会ではこの曲に合わせて一生懸命ダンスをしていたのを覚えています。それから、オープンスクールや音楽会、ふるさとまつりなど、小学校ではかけがえのない楽しい経験を親子ともどもさせて頂きました。
また、6年生になり修学旅行では原爆の被害になった広島を訪れ、戦争の悲惨さを感じ取り、直前に訪れたオバマ大統領の折り鶴を見、これからの平和は過去にとらわれず、自分たちが作り上げていかないといけないと考えたのではないかと思います。

この6年間、本当に楽しいことや悲しいこと、嬉しいことや悔しかったことなどたくさんあったと思います。その一つ一つは決して無駄なものにはなりません。これからのあなた達を作り上げ、成長をさせてくれます。

そんな卒業生の皆様に先に生まれた先輩として、3つの大切にすべきことをお話しさせていただきます。

一つ目は「時間」です。残念なことに人は生まれながらにして平等ではありません。お金持ちの家に生まれたり、姿形がよくうまれたり、健康な体で生まれたり、それらの逆もあります。ただ、全ての人に平等に与えられているものがあります。それが時間です。時間は全ての人に平等に同じように過ぎていきます。この時間をどのように使うかによって私たちやあなた達の未来が変わり決まっていきます。過去に何をしたかを反省する必要はありますが、それ以上に今からこの時間をどのように過ごしていくかで、あなたたちの未来が変わっていきます。あなた達の未来の為に今から過ぎていく時間を大切に使ってください。

二つ目は「努力」することです。私の好きなバレーボール漫画で「ハイキュー」があります。烏野高校バレーボール部元キャプテンの田代さんが、OB達の意志を継ぎ諦めずに努力し、全国大会で活躍する後輩たちの姿に涙し「チャンスは準備された心に降り立つ」と言うシーンがあります。諦めずに努力した者だけが手にできるものがあります。努力すれば成功するとは限りません。ですが、努力して行動した者にのみ、チャンスは訪れます。チャンスを手に入れるために努力することを忘れないでください。

三つ目は「今の友達」です。大人になると仕事などで関係する人達が増えていきますが、友達と呼べる人はなかなか現れません。なぜなら、大人になると損得勘定で物事を判断することが多くなるからです。ですが、小中学校時代の友達は、ただ偶然に同じ場所にいた、その中で気の合った仲間です。シンプルに気が合う友達なのです。そういう友達こそが本当の友達だと思います。私は福岡出身で、今でも時折帰省すると小中学校時代の友達が喜んで集まってくれます。彼ら彼女らは、私にとって人生のかけがえのない財産です。今の仲のいい友達を大切にして欲しいと思います。

卒業とは一つの区切りです。また、今日から新しい時間が始まります。
卒業する皆様の卒業文集を全て読ませて頂きました。その皆さんの夢の為にも、この「時間」「努力」「友達」の3つのことを大切にしていただきたいと思います。

最後に、卒業生皆さんに保護者として一言言わせていただきます。

生まれてきてくれて本当にありがとう。そして、こんなに大きく成長してくれてありがとう。
これからも、一緒に笑ったり、厳しく叱ったりすると思いますが、家族として同じ場所で大切な時間を、もうしばらくのあいだ一緒に歩み続けさせてください。大人になったあなた達に「あなた達の子供で良かった」と言ってもらえるように日々頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。

本当に卒業おめでとう。

ここまで===========

今朝も、長女が起きた一番最初に「お父さんとお母さんの子供として生まれてきてくれてありがとう」と言いました。

私は大病を患い、結婚も子供も出来ないと思っていた時期があったので、子供や家族がいてくれるような些細な事が大きな幸せに感じてしまうんです。

さて、私も時間を大切に、仕事を進めていきましょう。笑